アストンマーティン、英国—日本間での5億ポンドの貿易・投資契約発表
7日9月2017年
当高級車ブランドは、来年、日本向けの輸出を増強し、数多くの新オフィスを開設し、ディーラーネットワークを拡大する方針を見せています。5年間の契約は、ヴェールオブグラモーガンのSt AthanとウォリックシャーのGaydonに所在する工場に利益をもたらすことが予想されます。メイ首相は、英国がEU離脱の準備をする中で、投資は「重要」であるとコメント。
かかる発表は、5月にメイ首相に同行し、英国代表団の一員として日本を訪れた際に、社長兼最高経営責任者であるアンディー・パルマー氏によりなされています。首相の訪日の主な狙いは、英国のEU離脱に対する日本からの懸念を和らげ、貿易を促進すること。同首相は「欧州連合を離れる準備ができているので、友人(友好国)や同盟国との既存の関係を確固たるものにすることが不可欠」だと語ります。加えて、「アストンマーティンは、英国を代表する、革新により世界をリードする企業の例であり、この重要な貿易に私が関われることを嬉しく思っています」と続きます。
首相は、2つの英国工場の雇用を保護し、「日本との将来の取引のための新しい可能性」を開く助けとなると、期待を語りました。「トヨタ、ソフトバンク、日産による英国への投資は、EU離脱の国民投票後から確認される」と日本企業の動向を注視する姿勢が読み取れ、日本側はこのような積極的な姿勢の英国との間にどのような関係を築き、さらにこれを成長させていけるのか、国内からの期待も高まりを見せています。